「タンパク質とペプチド、アミノ酸」
アミノ酸とは、タンパク質（プロテイン）を構成している最小単位の物質です。ペプチドとは、アミノ酸が少し大きな単位で集まった物質です。ペプチド、アミノ酸がつながってタンパク質がつくられ、逆にタンパク質が分解されるとペプチドやアミノ酸となります。
体内では、摂取したタンパク質がペプチドやアミノ酸に分解され吸収されていきます。
サプリメントには、プロテインパウダーの他にアミノ酸やペプチドとして売られているものもあります。
「摂取のタイミング」
タンパク質とアミノ酸の一番の違いは吸収速度です。筋肉づくりには、血液中のアミノ酸濃度を維持することが大切です。タンパク質は、一旦アミノ酸に分解されてから吸収されるので速度は遅いですが、その分、長時間にわたってアミノ酸濃度を維持することができます。
ペプチドやアミノ酸は、そのまま吸収されるので、胃腸に負担をかけることなく、すぐに血液中のアミノ酸濃度を上げます。しかし、急速に高められたアミノ酸濃度は下がるのも早いのです。
日常の栄養補給には、消化吸収の遅いプロテインパウダーを利用し、運動の直前や直後などの素早いアミノ酸補給の必要な場面では、ペプチドやアミノ酸を利用するのがよいでしょう。
それぞれの特徴を理解して、摂取のタイミングや目的を考えて併用するのがサプリメントの上手な利用法といえます。
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